2016年04月13日店長日記
ルイ・ヴィトンのバッグに登場するエピとは
数々の美しく洗練されたバッグを展開してきたハイブランド、ルイ・ヴィトン。
モノグラムやダビエなどが定番のラインとして有名です。
そんなルイ・ヴィトンのコレクションの中でも不動の人気を誇るのが、エピレザーを使用した財布やバッグです。
このエピレザーという素材は、厚手の上質なカーフを、クロム塩、植物タンニンでなめして、特殊加工により奥深くまで染色したもののことをいいます。
エピとはフランス語で、「麦の穂」という意味です。
独特の型押しが、稲穂が風に揺れている景色のように見えることから、ルイ・ヴィトンコレクションの財布やバッグにはこの名前がつけられています。
滑らかな触り心地と、ルイ・ヴィトンらしい高級感を感じさせる素材で、バッグのコレクションラインでは特に人気です。
また、深みのある色彩と、光の当たり方で変化する鮮やかな光沢が美しいのがエピレザーの特徴でもあります。
ルイ・ヴィトンの人気コレクション、エピのカラーバリエーション
ルイ・ヴィトンの歴史の中で、初期に登場したエピバッグは、世界各地のナチュラルな色彩が取り入れられたカラー展開が特徴的でした。
色鮮やかなカラーから、その場所を連想させられるようで、ルイ・ヴィトンの従来からのテーマである「旅」を体感することができます。
例えば、深海の溶岩のカラーをイメージした「クリールブラック」、サバンナの雄大な土地をイメージした「ケニアブラウン」などです。
2000年頃に展開されたバッグでは、香りをテーマにしたカラーが展開されました。
豊かな香りを放つ「リラ」(ライラック)の花をイメージしたもの、甘さが漂う「バニラ」の香りをイメージしたもの、などです。
さらに鮮やかな色合いの「マンダリン」、「ルージュNM」などが展開され、使用されるバッグにも更なるバリエーションを与えています。
最近ではスモーキーな「ローズ」、「デュンヌ」、パテント風のグロッシーな色合いのルイ・ヴィトンらしい色鮮やかさが近年のカラー展開の特徴です。
ルイ・ヴィトンのコレクションの中でも高級感とファッション性に富んだエピレザーのバッグは、どこに持って行っても恥ずかしくないアイテムです。
是非店頭で実際に触れてみて、その良さを体感してみてください。